車のアースと燃費グッズ
最近は アーシンググッズや燃費グッズが大変多くの種類売られていますね。
科学好きから見ても 明らかに効きそうなものや 通過する流体の量から行ってもあきらかに効果は明らかには見えないんじゃないの? と思うもの など さまざま。。 特にアーシンググッズは 化学系 物理系 電気系の 分野が好きな方から見れば効果はおおよそ予想がつくものばかり。。(そのような方が作っているのでしょうけども。。)
安いもの 買いやすい価格帯のものが多いですが 使う側は事前に良く調べたり考えたりしてから買うことをお勧めします。
私などは 流体の通過量と必ず効果計算をします。また 燃費 パワーについては メカ本来の性能で何とかするほうなので ほとんど使いません。もし効果のすごく大きなグッズがあれば純正の車でも採用します。
毎回入れるケミカルでは コストが毎回かかるので 部品として取り付けることで効果のあるものだけ メーカーでは採用します。
化学分野のものの理論的な効果の検証などは専門の方に任せるとして 電気的なもので基礎的なものだけ今回は 書いておきます。
アーシングについては車種により効果は様々です。 バブル期やアーシングが話題になった年代以降の車はほとんどが純正でアーシングと同じことはしています。 (三菱 ホンダの車種の一部 はそれ以降も効果がある車もある)
口頭で話すとか書くのは信憑性は疑問と思う方も多いと思いますので HP上では アーシングポイントとして数カ所をオシロスコープで計測した値と写真をHPで公開をしています。 技術系の方や 数値を見てから決めたい方は参考にしてください。
ネット上にある 効果レポートなどを見ていると 元の燃費が異常としか思えず 本来は全体のメンテナンスや修理が必要かと思われます。それにグッズをつけて良くなったとしても トラブルの部分や 効率の悪い部分の 隙間を埋めただけのことじゃないのかなと思うものが多くあります。 確かに簡単に効率が上がったり トラブルが治れば便利ですが メカとしてきちんと働かせるのが先と思うのが普通の整備です。
端子ゆるみ スロットルなど吸気系の汚れ クリーナーの汚れ プラグの汚れ 排気マニホールドのカーボン堆積
マフラーの内部の破片がはがれて詰まり気味 負圧漏れ 圧縮漏れ センサー故障 センサーゆるみ センサー接触不良など。。 ちょっと修理、調整すれば治ると思われる根本の原因を解決できていないのではないのかなと思うことも多くあります。
アーシングにしても バッテリーの+ターミナルか マイナスターミナルのネジが単に多少緩かったとします。
その場合 オルタネータだけでは脈動があったり内部抵抗が高いので接触抵抗で電圧降下や電圧変化が必ず起きます。 車ではそのためにバッテリーがいわば巨大な低インピーダンスのコンデンサとしてのノイズ吸収の役割も含めて効いています、車の場合もバッテリーから電流を取り出すのはテブナンの定理そのものでバッテリーから行うようになっています。(参考:巨大なコンデンサ(バッテリー)に小さなコンデンサをつけても そのコンデンサでインピーダンスが下がる特定の周波数のみ効果は出ますが他は変わりません。)
バッテリー端子の話
バッテリー交換などで端子を外した場合 締め付けはトルクレンチで行っていますか?
ただのネジですが 始動時には120A流れます。 トルク管理が悪いとロスになりそれだけで始動性が悪くなったりノイズに弱くなります。
理想の手順は 古いバッテリーを外す 新しいバッテリーをつける +端子を新しいバッテリーに差し込み左右にねじる(鉛端子なので表面の酸化膜をこれで取ることが出来、接触抵抗が下がります。) その後 修理書の指定値で
端子ネジを締める マイナス端子も+端子と同様に行う
始動時にはオルタネータの発電量は期待できないため バッテリーだけのエネルギーをセルモータが使いますが接触抵抗がわずかでもあれば バッテリーの蓄電エネルギーのすべては使えないで接触抵抗でロスしてしまい
始動性も良くありません。(ネジのゆるみは大きな損です。電気的には当たり前ですが。。)
ゆるみなのか 他 何もわからないままで そこに単にアーシングをした場合を考えると
取り付けのあとで「ネジを締めた」時点で 原因だった「ネジのゆるみ」も一切なくなってしまうので 効果がアースケーブルによるものなのか ネジのゆるみだけによるものなのかはっきりしませんし アーシングはものすごく利くということになります。
車種にもよりますが 効くものと効かないものがあり それらは計器の計測で明らかに見えるはずです。
技術的に進めるのなら 計器で付けるまえの 直流 交流の 特性を測り (いまは ほとんどのことは 計器をつかい目で見える時代です。) 元の特性が異常なのか正常なのかの判断をしてから 配線をつけてみて どうなるか を決定するのが理想です。 装着前 装着後の 波形レベル差においても 使っている機器の使用限界の電圧範囲ならそれほど大きな差にはならないはずです。
(車メーカーも計測して作っているのですから。。当たり前です。)
勘違いしないためにも 単なるバッテリーや配線のネジのゆるみは オーナーにとっては 大きな損ですから アーシングを考える前に バッテリー端子 ボデイアースポイントのネジのゆるみ だけでも自分でチェックしておいたほうが良いと思います。
アーシングを否定しているわけではありません。
効果があるのなら効果を 車で想定される電流ごとに 電気的な値 または 波形 で表記してほしいなと思うのは 電気屋として私だけではないと思います。
ネジのゆるみをしめるのは修理です。
ゆるみもなく 吸排気、エンジン内部もきちんと整備されているものに ポンとアーシングだけをして良くなるとすれば チューニングになります。 本来ならアーシングをして変化が生じたのならそのずれを補正する「調整」を必要とします。
整備とチューニングは同じことではないので注意が必要です。
整備は 新品のときは正常だったものが 汚れたり 調整がずれたり パーツ破損などで故障したものを修理する
場合と 正常かどうか点検を行うこと つまり 壊れる前 調整がずれる前 汚れる前の状態に 治す(戻す)こと
これは修理なので 手順と数値がわかればだれでも出来ます。 個人で自分のものを整備するのも今ではOKですが修理書もなく数値も知らないのに(修理書を手にいれるまえに)むやみにいじるのは大変危険です。
ゆるみ1つ 締め付けのトルク不足1つで 命に関わる事故になる場合もあります。
整備士という仕事があるように メーカーが出しているデータに基づき、信頼性を持った整備をしてもらうにはその道のプロに任せます。
チューニングは 目的に合わせて その部分を良くしようと 調整 改造 をすること。
バランスや温度条件まで考えられた純正のままではないので 何かを替えると調整はわずかであっても必ずずれるので その都度 何らかの「調整」は必要となります。
パワーが上がったなど 何かが不足した場合などは トータルバランスを取るために
強化が必要だったり 追加が必要な場合が生じます。 今後 チューニングしたいために あらかじめ徐々に強化してゆくのは有りでしょう。
パワーも上げない そのまま安定して乗れればOKなら メーカーが出したものを整備しながら維持することで長く乗れます。
メーカーも 性能以上の 余分な配線はしませんが 必要な配線は必ずしています。
最近では アーシングに近い配線や マフラーの静電気対策のボデイアースは純正でされています。
ごく普通に乗る場合の内容については メーカーは やれることはほぼやっています。
このことは忘れないようにしたいものです。
エンジンをチューンして 載せ替えをしたら 純正アースを付け忘れてしまい アース不足になっていたようで
アーシングをしたらすごく利いた。。 あとで 友人の車と比べていたら純正アースのワイヤーがついていなかったよ。
これって アーシングが利いたんじゃなく 元々が整備不良じゃないの・・・
とか いう話しもたまに聞きます。
今のクルマで 純正にある配線で不要なものはほとんど無いので 余ったらなぜ余ったのかを考えてほしいと感じます。
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