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草刈り機のエンジン修理

今日は 知り合いの所有する刈り払い機(草刈り機)のエンジンの修理をしました。

症状は いくらやってもエンジンが始動せず。

燃料の量を点検し数度、始動を試みてプラグを点検し 燃料の臭いかどうかを確認しました。
燃料が古い場合はガソリン臭くなく古い輪ゴムのような臭いがします。 (こうなっていたら燃料を交換)
が ガソリン臭くありません。 オイルの臭いだけしかしません。
ん? と思い 燃料を見てみるとやけに 粘っこい 液体。。 
入れた燃料を聞いてみると 市販の25:1の混合燃料と言う。 持ってきた容器を見ると確かに25:1と書かれている。 しかし どうみても燃料は入っていない臭い。。 良くみると 単なる2サイクルオイルでした。
オイルだけなので始動はしません。

気を取り直して 燃料タンクからオイルを抜き、混合燃料を作る容器で 燃料(ガソリン)25:オイル1 の割合で入れてシェイクして混ぜて混合燃料を作り燃料タンクに入れました。
クランク室もオイルだらけですが アクセル全開 プラグはずし そのままとりあえず数度クランキングして抜きます。 当然 キャブもオイルだらけで フロートも燃料入り口のニードルも固着状態なので キャブを分解し ジェット各ニードル プラグをキャブクリーナーとガソリンで洗浄して元通り組み立て ニードルなどを1と1/2回転戻しの 一般値にまず仮調整をして プラグのギャップを0.7mmにして始動。 

しかし スロットルを開けていないと アイドルしません。 オイルのせいだろうか しばらくアクセル開け気味でオイルを燃焼させます。 完治せず 原因を考えてみると あとは フロートの金具固着でフロートレベルがずれてしまったようなので フロートレベルを再調整をすることにしました。 
調整値が不明なので 3回 レベル合わせを行い。 3回目で調整が出ました。
調整が決まると 元のアイドルできちんとアイドリングします。
調整がずれてもこの前に大きく動かしてしまうと何が基準かわからなくなります。
以前 その調整で「正常」だったエンジンなら 不調になった原因のみ回復させるのが基本です。
初心者の方がいる修理屋でもこのことを良く理解していないでかえって不調にされてしまうことも少なくありません。 
クルマのブレーキオイルの減少に似ています。 普通に乗っているのになぜ減ったのか? パッド減ってピストンが通常よりも出てオイルを使っているからです。
これなどはオイルを足すことの前に パッドの摩耗を見ないといけない例です。
思いこみがとんでもない勘違いになることもあるので 自分でメンテナンスをするのならば いろいろな知識はつけておくべきです。

最後に ニードルの最終調整をしてから 刃の遠心クラッチが作動しないエリアにアイドリング調整をして エンジン修理完了。

治ったので 今度は 軽くかかります。

今回は 所有者が 混合燃料とばかり思っていた2サイクルエンジン・オイルのせいで キャブ O/Hとなったわけですが  1年間放置したエンジンなどでも こうなる可能性はあります。
燃料は揮発しますがオイルは揮発しないため 25:1などの割合よりもオイルが濃くなった状態で キャブ内にオイルが付着してしまい ジェットを詰めてしまったり フロートの動きを渋くしてしまったり ニードルのギャップを狂わせたりと いたずらしてしまい 始動しなくなります。 (以前も書いたものですが 燃料の水分で生きられる生物も居るので保管時には燃料を抜く。車の場合は 車を長期保管時はタンク内錆びを防ぐために燃料を満タンに入れておきますが これとは反対です。)

心がけたいことは 2ストに限らず、ジェット穴の小さな小型エンジン たとえば 農機具のエンジンや発電機のエンジン、汎用エンジンなどは作業終了時は できるだけ燃料コックを閉め キャブの下のドレンから燃料を抜いてからしまうか コック閉のままアイドリングし燃料が切れるまで回して止まってからしまうなどをすれば燃料も無いので安心です。 私はいつもこうして保管していますから シーズン開けにかからないというケースがほとんどありません。
  

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農機具エンジン」カテゴリの記事

コメント

こんにちは

1.コイル1次側の線とシャーシー間をテスターで計測しながら始動したとき針は振れますか? (停止しているか振れるか?)

2.プラグキャップのところで断線していませんか?

コイルの1次側と シャーシー
コイルの2次側と シャーシー
それぞれを テスターの抵抗レンジで計測したとき抵抗があれば正常 無限大なら断線ですからコイル交換やキャップの部分をチェックしてみてください。

投稿: マリノG | 2011年6月15日 (水曜日) 22:40

川崎重工kTI12AD,行程容積22.6ccの草刈機の電気系とでコイルは通電するのですが、プラグに電気がきません、部品を交換しないとだめですか。

投稿: 倉屋栄民 | 2011年6月11日 (土曜日) 14:16

はじめまして

>キャブのOHとポイント調整でエンジンは>掛かるようになりましたが回転がどんどん>上がってしまいます。
>ガバナを始動の位置にしてゆるい状態でも>エンジンをかけるとキャブが開いた状態に>なり、回転が上がります。
>原因と思われることが判るようでしたらご>指導をお願いいたします。
汎用の発電機のエンジンは キャブのアクセル(スロットル)の部分は回転数の調整 そして もう1箇所のアクセルがあり
自動遠心クラッチのリンクがあると思いますが その部分に金具を取り付けてありますか?
この取付方をあやまると回転が上がってしまったり 逆に上がらなかったりしますよ。

キャブのアクセルと 自動回転調整の部分の動きを確認してみてください。
他の発電機や農機具のエンジンがあれば観察すると参考になると思います。

投稿: マリノG | 2008年6月15日 (日曜日) 17:35

はじめまして、発電機の小型エンジンをジャンクで購入し修理しております。
キャブのOHとポイント調整でエンジンは掛かるようになりましたが回転がどんどん上がってしまいます。
ガバナを始動の位置にしてゆるい状態でもエンジンをかけるとキャブが開いた状態になり、回転が上がります。
原因と思われることが判るようでしたらご指導をお願いいたします。

投稿: tetu | 2008年6月14日 (土曜日) 17:48

ご助言有難う御座います。

真鍮製の部分(ジェット)が本体の根元より(ねじ込み部分根元)からぽっきりでした。
原因は解らないんですけどね、シーズン後に保管していたとき(側面が風で飛ばされた^^;筒抜けの鉄骨D型ハウス)吹雪のときの突風などで落ちてその時のショックではないかと思いますが・・

で、その部分は最初の私のコメント通り、半田付けで今シーズンは故障無く乗り切ったのですが、思い付きでの突貫修理な物でいささか心配でしたが安心できました。有難う御座います。

新品は買うと高いですしね^^;
修理して直るものなら何でも節約して使いたいものです。

投稿: ALPA | 2005年10月 9日 (日曜日) 18:36

こんにちは 
エンジンがかからないときって ストレス貯まりますからね^^;; 

農協などでは 春先は大変ですよね^^
うちなども 半日くらいトライしてから持ってくるケースが多いのですが わからないので仕方ないのでしょうけど あと1回 やればかかるかも知れない と思うんですよね^^
でも 機械や電気は正直なので 原因を治さないと かからないんですけどね。。
フロートから吸い上げる管(アルミ鋳物製)の 先端についている銅製のものが ジェットです。ジェットがはずれなくて 折れてしまったのなら半田付け(ロウ付け)でもokです。 中央の穴径は変えてはいけませんけど。。
アルミの部分だとロウ付けはやっかいですけどね。
温度的にも半田で問題ないですし はずれたものが通過するような穴は無いのでエンジンに吸い込まれることは無いので 万が一はがれてもエンジントラブルにはならないのでそのまま使ってもokでしょう。
はずれれば 混合気に変化が出て エンジン停止するでしょうからわかりますしね^^;;
プロで他の方のものを修理するならやってはいけないのかも知れませんが 自分で自己責任で使う分には良いと思いますよ。
 

投稿: マリノG | 2005年10月 9日 (日曜日) 17:49

>ウチが管轄下
ちゃうちゃう、ウチが所属している農協・・・・
とんでもない書き間違いしていたので訂正します(^^ゞ

投稿: ALPA | 2005年10月 9日 (日曜日) 05:02

こんにちは^^
草刈りマシンって半年は冬眠に入るので、その間に管理が悪いと調子狂うんですよね^^;;

ウチが管轄下の農協の整備工場とか春先に行くと草刈機が(エンジンバラけて)ごろごろしてます・・・・

かく言う私のも本年不調で見たら、フロート室から吸い上げる管(ニードル?)がポッキシ折れていました。

ロストナンバーで部品取れるか解らないので間に合わせで部品を磨いて表面に半田を大盛して繋ぎました(温水ボイラー等の銅管をやる感覚です)このまま使うのはまずいでしょうか・・・ねぇ^^;;;

投稿: ALPA | 2005年10月 9日 (日曜日) 04:59

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