農機具エンジン

刈払い機修理(吹けない パワーが無い 吹き返す)

今日は 私も草刈りをしました。
作業は ハンマーモアという草刈り機を使ったので 私は今回は仮払い機は使いませんでした。
広い面積だとこの機械 速いし刈ったあともすっきりきれいです。
刈ったあとの 草の臭い 緑の臭い 良い感じですね。 

草刈りのあとのメンテナンスで 始動できるがパワーがなく音も弱々しく高回転まで吹けない刈り払い機の修理をしました。
刈れるのですがパワーが無い。 傾けると元気が無くなる。

見た目普通なので エアークリーナーを外して始動してみる。
すると ベンチュリーから入り口に向かって吹き返しが多く目に見える。
2ストに慣れているので 排気の詰まり とすぐ判断が付きましたが キャブの掃除を一通り行って キャブ回りが問題無いことを確認しておいてから 不調原因の探求です。

2ストの正常なエンジンなら キャブの入り口からベンチュリーで混合ガソリンを吸い上げてエンジンに吸い込まれれてゆくのが正常な流れ。 これが 吹き返すというのは 何かに戻されていることになる。

エンジンの異音がしていないならメカトラブルは考えられないため 燃焼室の出口が原因。

今回、正常なエンジンのように排気の煙が回転上昇とともに増えるかどうか見ていると全く増えない。
(管が抜けて通っているなら回転と排気の圧力は比例するはず)
案の定 排気管の出口にカーボンが貯まり細くなっていました。

ある圧力(アイドリングより少し高めの回転)になると出るほうが飽和してしまい、ガスは入り口に戻るしかない状態でした。 

原因がわかったため +ドライバーでグリグリとこじって掃除して 始動してみると 排気煙が普通に出るようになりエンジンも何ごともなかったかのように調子よくなりました。
刈り払い機の場合は かなり高回転で回ります。(10,000rpmでピークパワーのもあるものもあります)
最も細い部分は詰まりますが 他は 高回転で使う際に 付着したカーボンが吹き飛んでしまうことのほうが多いものです。その飛んだものが出口が詰まり気味で細くなりかけている場合にかえって詰まることになったりもします。

このような詰まりの原因としては 回転をあまり上げないままで使っていたり(たまに上げることは必要)
混合油が近年のオイルではないものを混合していたり 古いガソリンを使っていたりすることが原因の場合が多いものです。

刈払い機のオイル選びは 高回転バイクくらい重要。
草刈り機だから オイルはなんでもいいか というのは 長くその機種を使いたい場合には)どうかなと思います。

また オイルだけでなく エアークリーナーが破れていたりすると エンジン内にホコリや土が入りオイルと混じって排気管の内部の堆積物になってしまうケースも有ります。

ホームセンターにある 混合ガソリンを使う分にはカーボンがつきにくいので今回のような詰まりの問題は起きないかも知れません。(このタイプの燃料を使っている方で同様の排気詰まりには出会ったことがまだありませんので)
エアクリーナーもたまにパーツクリーナーなどで定期的に洗い、良く絞ってから2ストオイルまたはCRC-556などをしみこませて良く絞って装着しておくと安心です。
メンテナンス周期は 使い方によるので 使い手次第です。

たまに 使用前の日などに チェックしておくと トラブル回避出来ますね。

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刈払い機のエンジン修理

ダイヤフラム式キャブレータのタイプの 刈払い機の修理

1日目
始動できない 時々できるが パワーが無い
点火は? と プラグをはずし プラグキャップにつけて エンジン付近で軽く始動ひもを引いて 点火するかどうかチェック 軽く引いて点火しないようなら プラグ(汚れて絶縁不良)か点火系の不具合。

クリーナーケースを開けてみると エアークリーナー破れ 
内部は 汚れがかなりあり まずは分解清掃

各部の穴を掃除してみて組んで プラグのコードをはずしたままで チョークレバーを閉じて 始動ひもを引いてみたがプラグが濡れない: 燃料が出ない。
これでもかからない

・ダイヤフラムを見てゆくと 燃料用のダイヤフラムが伸びて変形している。
まずは ダイヤフラム購入手配 (ワルボロタイプのダイヤフラム式キャブ キャブに刻印がある)

・燃料タンク内の燃料吸入部のフィルターを見てみると古い機械なので真っ黒
フィルターも購入手配

・エアクリーナーも購入手配

1日目は 部品の割り出しと 各部を掃除 のみ

2日目
部品到着したので組み込み 
・キャブを分解して ダイヤフラムを交換
・燃料フィルターを交換
・燃料弁の変形を少し修正
・新品のエアクリーナーをセット

始動してみると 正常になりました

・ニードル調整 固定
・アクセルワイヤーの調整(遊び0は危険なので数mmつけました)

キャブレータは 調整経験があれば治せますが 部品交換しかしたことが無い方は 症状が改善されないかも知れません。 そのような場合は 調整済みの「新品のキャブレータ」を購入して付ければ正常になります。
ダイヤフラム式キャブレータは 負圧式燃料ポンプと一緒になっているため どこかで空気を吸い込んでいるとか
詰まっている 燃料の量が少ない とエンジン不調になります。
フロート式キャブレータより 難しいかも知れませんね。

アイドリングでも多少回ってしまうので 遠心クラッチのライニングが半クラッチのような状態になっている

開けてみると 案の定 閉じきれないで 固着していました。

固着をはずすため 分解して まずはブレーキクリーナーで掃除をしてから CRC556で注油しながら動かします。 固着が外れたところでグリスを塗布して組み込み。 
遠心クラッチの清掃 と 軸の掃除とグリス注油をしました。

*ブレーキクリーナーで掃除するときは 完全に揮発してからエンジンをかけないと危険です。
 プラグのケーブルが外れていたり コードやキャップが絶縁不良の場合発火のおそれがあります。

テストで草刈りをしてみると正常になりました。 まだ まだ 使えそうです。

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刈り払い機のエンジン整備(キャブ不調) その2 (完)

先日の刈払い機の修理

先週の週末 土曜日に再度トライ
不具合部分の割り出し 良い部分から消去法でチェック

・汚れやつまり なし
・調整箇所 問題なし
・ガスケット正常 漏れなし

結局のところ
・フロートレベル が原因

微調整で様子見の結果 ベストの液面は薄くエンスト寸前から と濃すぎるところまでは3mm以内
自動調整の機構の摩耗のようです。
今回は部品も無いのでその中間の液面にセットしたところ問題なくなりました。

正常になってしまえば 調子良い
少しずれると不調になることも再確認して調整終了しました。

調整はベストな状態に近い位置で全体のバランスが良い部分に調整できて正常になります。
部品を掃除するだけ つけるだけ ではなく 調整の重要性を再認識した修理でした。
次回調整がずれるのは数年後かと思われますが そのころはこの機械は買い換えでしょうね。

今回は無事 目的達成しました。
私も友人も 今回は 良い経験、そして勉強になりました。

追記:2011-8
ダイヤフラムキャブレータの場合 ダイヤフラムが正常でも 空燃比微調整用のジェットが変形している
(曲がって片側に寄っている)とアイドリングはするがスロットルを開けると不調でパワーが出なくなる例がありました。ダイヤフラム式キャブレータは安価なので キャブレータを新品交換して 快調に復帰しました。
昔のキャブなら清掃調整 ダイヤフラム式キャブレータは ダイヤフラム穴あきなら部品交換 調整箇所以外の故障なら交換がベストですね コストダウンで調整も減らし部品も減らし小さくなってきているので 清掃調整しても長く使うことよりも 部品が駄目なら交換という方向性なのでしょうね。

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刈り払い機のエンジン整備(キャブ不調) その1

先週末の土曜日 知り合いの刈払い機(かなり古い)のエンジンが 持ち上げると停止してしまうということで キャブレータの分解整備をすることにしました。 

分解した写真
Kari


開けてみると 燃料の通路をフロートで開閉しているバルブの周囲に オイルが変質して固化したガム状のものが付着 
Gam


これでは この部分のネバネバが抵抗になりフロートの動きが曖昧になってしまう。

キャブクリーナーをかけて5分ほど放置してからブレーキクリーナーで洗い、ウエスで拭き取って掃除
そのままつけてもまたガムが付着するおそれがあるため燃料タンクからキャブまでの経路をまず掃除
ガソリンタンク内の燃料にキャブクリーナーを混ぜてしばらく置いてから抜き混合ガソリンを補給   
キャブレータのフロートレベルを治具(ニップルとパイプ)で計測して組み立てて始動。 どうも濃すぎる。

2回目 フロートレベルを決めている金具を調整して少し液面を2mmほど低めにする。

今度は持ち上げると燃料が止まって燃調が変わってしまう。
どこかに遊びがありすぎる感じ。
金具の内側の部分で遊びを無くしてみるがあまり変化ない。

どうもガムの付いていた部品自体の遊びの動きの量が他の小型エンジンよりも大きい。
バネも弱い感じがする。 仕様なのか摩耗で広がったのか 今回の摩擦抵抗で変形したのか? 元のデータが無いので不明。 内部でバネが折れている可能性もあるが 古い機器なので もう部品が無い。
(径と長さ、固定部のサイズ、テーパーの角度があえば代用は可能ですが 現時点ではどれが合うか不明。) 

何度か調整してみてもベストの燃調のときの音ではない。
どうしたものか と考え中のところで 今回は時間切れ。

農機具の修理屋さんではないので 平日は 修理できないため また週末に対応予定です。
液面だけで正常になりそうな感じですが マフラーの詰まりも怪しいかも

さて 原因は何でしょう?

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古い刈払機のエンジンメンテ

今日は 友人の古い刈払機のメンテをしました。 10年以上前の古い機種です。 

症状は アイドリングは正常 手で持つと不調 ときどきエンジンが吹けなくなる。
古いエンジンに良くある故障パターン。 
シリンダーやクランクから音は出ていないのでエンジンは生きています。

今回は 手が汚れていた関係と時間制約の関係(手を洗っている時間が無かった)でデジカメ写真はありません。

原因を探してみる 

1.排気を見るために排気を板などに(今回はアルミ板)に斜めに当ててみる 2ストの場合は特に
  内部が極端に汚れていたりオイルが多いと黒く濡れる 
  正常に燃えていれば カーボン(黒いもの)は出ずに燃え残りのオイルか薄いススがわずかにつく程度。
  今回は黒く濡れる症状  燃料が濃い状態が長く かぶり気味でなおさら不調が続き クランクケース内が
  オイルまみれ または有機物系の異物を吸い込んでいる場合の症状。
  2ストはプラグが真っ黒になると始動は辛い。 燃調が正常にならない限りは碍子はきつね色にはならない。
  2ストはみな同じ バイクもSJ30ジムニーも同じ。 基本の圧縮比は低く チャンバーで過給されるのでチャ
  ンバー内のガスも濃いとなおさらかぶるからです。 2ストのキャブセッテイングは4サイクルよりシビア 
  過給器付きのエンジンに似ている。 最近のクルマなどの過給器付きエンジンのようにインジェクションなら
  圧力センサー比例なので数値化しやすくわかりやすいのですが。
  2ストのキャブでは 負荷がかかる場面でアクセルを開けてゆくと不調になることもある。 
  燃調が濃いか 薄いか 点火系が弱いか など が原因の場合に起きます。
  燃調が濃いめでも点火系が強ければ燃えてしまうので 何が原因か探すのが難しいのですが 計器が無い
  場合はやはり基本はプラグの焼け方。 
  刈払機のエンジンのように純正のままなら特定の回転数だけ焼けることは置きにくい。
  ニードルやジェット径を変えるような場合は変えた部分が影響して特定の回転数だけ焼けるとか 
  特定の回転数 特定の負荷以上のとき燃調がベストから離れてしまうことはあり得る。
  要は数値を いじらなければ 分解掃除しても 元に正常な状態に戻るだけですが 何か(思いこみで)いじる  とバランスを崩すので 理論が理解できていない場合は時間ばかり食うので 趣味や研究ででいくらでも時
  間をかけても良く 早急に結果が出なくても良いのなら勉強になるのですが 急ぐ場合や 確実性を最優先
  するのなら金属部品の数値はいじらずに 汚れなどを落とすのにとどめる。
  今回はその 汚れを落とすのみ のケースなので 掃除のみを計画。  

2.刈ろうと傾けると確かにエンスト キャブの液面が極端に低いのが原因
 メインジェットから吸えないのはかなり液面が低い。
 フロートレベル調整が必要

3.プラグの焼けを確認。。 汚れているうえに 粒状のカーボンが。。
  何だろう?  原因を見つけている間は何なのか不明のまま進行。。。

さて メンテナンス

まずは エアクリーナーを外し キャブ周辺をブレーキクリーナーとウエスで掃除
プラグが下にある機種なので 重力で液体は落下するので
プラグを外し キャブクリーナーをキャブから吹き込み アクセル全開でクランキング10回
クランクケースにオイルがある場合は薄まりプラグ穴から出て行く。

プラグを掃除して 燃料タンクにキャブクリーナーを2秒ほど吹いてから始動を試みる。(燃料を使い掃除)
キャブクリーナーの溶剤の関係で 1回ではかからないが 3回目で始動。
吸気口にはフィルター無しの状態なので 異物吸い込みに注意しながら 回転を上げて
排気を アルミ板に斜めに当てながら 見ていると 先ほどのような黒いものが出てくる状態から
ドライな状態になり わずかにオイルがつく程度まで改善。 内部の汚れは落ちたのでキャブ以外のメンテナンスはこれでOK。

次に キャブレーターを分解
ニードルまわりは 先ほどの洗浄とそのあとに正常にふけるので問題なし。
問題は フロート室内のみ。
フロート室を外し フロートを外し メインジェットを外して確認。
フロートと メインジェットは問題なし 詰まりもない。

フロート室に汚れが貯まっている。。 これは変だ。。
通常燃料タンクのあとのフィルターで汚れは濾過される。
フィルターが働いていないのか と タンク側に上流を確認。
ホースはOKですが タンク下にある 樹脂メッシュのフィルターがぽっきり折れていました。
以前から折れていたようで 燃料タンクの底の汚れがキャブに入る状態でした。
傾けたり 使っていると不安定なのは 底の汚れを吸い込んだ場合と フロート室のメインジェットの口に異物が付いたときのようです。
修理するには その異物を除去とラインをすべて掃除することなので ブレーキクリーナーを使い掃除。
ブレーキクリーナーで燃料ラインを掃除。 (エアーがあればエアーでもOK。)

壊れているフィルターはすでに入手不可のため バイクショップに行き バイク用の燃料フィルターとゴム配管を買い戻って取り付け。

最後にエアクリーナーを付ける。
エアクリーナー無しだと 調子良いのに あるとかぶる。。
これも変だ。。 エアクリーナーは見た目は普通なのに。
さわってみると ぼろぼろ。。 はがれたものが目詰まりの元になっていて その樹脂の粒を吸い込んで燃えていたようです。 
最初に気になっていた プラグを汚していた黒い粒はこれの燃え残りでした。

新品のエアークリーナー用の汎用スポンジを 純正のサイズにカッターを使って切って2ストオイルをガソリンで薄めたものを塗って取り付けると クリーナーが無くても あっても ほとんど変化しないレベルに落ち着きました。
これが正常な状態です。 

最後に アイドリングの調整をしてから、アクセルワイヤーの遊びを調整して(1mm程度は遊ばせる)
回転をしばらく上げておいてから回転を下げアイドリングにした場合に不安定になるようならアイドリングを再調整して 何度か確認して安定している状態を確認して調整終了
肩にかけて草を刈ってみると 調子良い状態に復帰しました。

今回は 汚れて不調になった ことと エアクリーナーの劣化 が原因でした。
過去にも 同様のメンテはこのブログで書いていますが まとめ記事のようなものが書けました^^;

刈払いが仕事の1つで 古いキャブ方式の刈払機を使っている方や 古い刈り払い機で エンジンの自己修理 も覚えてみたい方の参考になるかも知れませんので 書いておきました。 
今回は文字だけですので 読んで 自分の機器を自分の目で見て、さわって 考えて判断して実行できる方向けですね。

私などもそうですが お金をかけるのが惜しくて 自分でメンテをするという考えはあまりありません。
好きだから 治してみたいのです。 
以前はショップのお手伝いなどもした経験はあります。
そういうこともあって 時々 今回のように 友人といっしょに刈払機のエンジンを治したりしています。
私は農機具屋さんですか と言われることはありますが そうではありません 仕事はIT系がメインです^^;
今回のエンジンメンテも 久しぶりのエンジンメンテ。。 趣味の範囲なので 良い息抜きになりました。

自分の手を汚さないで治したい方と自己責任に自信が持てない方は 迷わず農機具メンテナンスのプロに依頼してください。極端に古くない場合は部品がすぐ届きすぐに治ります。  


参考:(これから カンタンなメンテはしてみようと思う方へ)

メカ初心者の方は修理は 見ながら覚えてゆくという手もありますが 覚えてゆくには基本は物理なので 物を知っていることが必須です。 部品のしくみ 用語はまずは理解することから始めると良いです。

今は ネット上で 用語 意味は 理解できる時代になりましたが 物は 見て さわらないと わからないものです。 最近は 物を見てさわらないで仕事をする場合も多い時代なのですが そのような方も 物を見てさわることは大変勉強になると思います。 物は正直です リセットしても元に戻りません。 組み間違えば 絶対に正常には動きません。 

素人の方が しくみがわからないけど ばらして組んだら治った。。 見かけ上は動いていますが 締め付けのトルクは大丈夫なのか?
プロの方はそう思うはず。 これは 当たり前で正論。
特にエンジンまわりは 締め付けトルクは最重要ポイントです。

初心者は 昔も今もネジから覚えるべきです。
工具を使い手で締めたものと トルクレンチを使い手で締めて確認したもの が同じかどうか どれくらい正確か?
また 繰り返し練習でどれくらいの精度にできるのかなど は その方次第。
「おれは メカに強い」 という方にかぎって このことを避けて(練習をしない したこともないなど) 疎かにしていたりします。
トルクレンチを持っているのなら 時間があれば上記のことをしてみると自分のためになりますし ラフな部分にトルクレンチは必要なくなります。 

ただし ヘッド周りの締め付けは必ずトルクレンチを使用してください。(重要)
特に小さなエンジンで10mmのナットやボルトは締めすぎは必ずネジをなめたり折ったりします。。。
(私もずっと昔に経験あり 何本折ったかなあ(遠い目)。。 スタッドを折ってしまうと大変。。
今は折ることは無くなりました その前に人間リミッターが利くようです^^;)

特に技術的なものは 自分に甘いと何も良いことはありませんし完結しません。
何でもそうですが 切磋琢磨してゆくと 普通にやれるものです。 


刈払機のエンジン 私にとっては 汎用エンジンと同じく エンジン修理の趣味の原点のような気がします。
中学校時代 授業で エンジンの仕組み に出会わなかったら エンジンの専門書はあまり読まなかったでしょうしバイクのエンジンも興味はあまり出なかったでしょうし クルマのエンジンのみ興味があったのかも知れません。

エンジンが直ったとき 生き返ったように回るのが 人間や動物のように思えます。
これがあるから治そうと思うんだと思います。 手が油に汚れても。 
いくら小さなエンジンでも 非力なエンジンでも 正常になるとうれしいのは同じですね。 

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草刈り

暑いですね 

昨日の日曜日は 草刈り作業をしました。
30分くらい刈っていると いまいちパワーが不足気味の感じでした。

過去のメンテナンス時期を思い出してみると 前回 エアクリーナーの掃除をしないままでした。
 
前回 乾いた土のところを刈ったので その土ホコリでエアクリーナーが汚れたようです。
2ストのエアークリーナーは 湿式(2ストオイルを吸い込ませてある)なので わずかなホコリも吸着してくれて
エンジン内には汚れは入りませんが 表面に土が付着するととたんに濾過の効率が悪くなり あるレベルから極端に吸い込む空気量が減ってしまうようです。
キャブの入り口をふさがれるので 空燃比は濃い状態になったり 空気が少ないので空気+燃料が少ない状態で
パワーダウンになるわけです。

急がば回れで 一時 作業中断で 段ボール紙の上で 掃除と調整をしました。

暑いのでなおさら厳しいわけですが 吸気が吸えないのは 思っているよりもパワーダウンになります。

クルマもそうですが エアクリーナーの掃除は 見た目普通に見えても定期的に行ったほうが燃費にもパワー的にも ストレスをためないためにも良さそうです^^;

エアクリーナーの掃除は ブレーキクリーナー ウエス 2ストオイルがあれば簡単にできますから 次回使うまえに掃除しておくと良いです。

今回の 掃除 と 調整の 手順を 下記の 点火系メンテの下のほうにも 追記しておきました。
以前書いた掃除もリンクしておきます。  貯まった汚れ カーボンの汚れ が落ちればOKです。
極端すぎると潤滑不足になりますから要注意。 2サイクルエンジンは燃料に混合されている2サイクルオイルでシリンダーもピストンのピン周辺やベアリングも潤滑されているということはお忘れ無く。
そのため 一時的に エンジンをかけない状態でクリーナー使用は問題ありませんが かけていて キャブクリーナーを吹き込みすると油膜切れで危険な場合があります。
4ストロークのオイルのような粘度が無いため溶剤にすぐに溶けますから2サイクルのエンジンクリーニングについては注意が必要です。

極端に汚れたままの状態で いくら調整しても 良くなりませんし その後掃除すると調整がずれてしまいます。
(汚れているのに調整でごまかしただけなので当然です。 金属は変化しませんが汚れで変化しているんだなということがわかればその寸法変化(ジェット穴の径 ニードルバルブの隙間などの寸法変化)などの原因となる汚れだけを落とすことを考えればOK) 
メンテナンスをする場合は 調整をする前に 掃除が基本です。

点火系メンテ
http://my-car-life.way-nifty.com/daylog/2007/08/post_d6f7.html

掃除
http://my-car-life.way-nifty.com/daylog/2009/09/post-d63f.html

草は今が伸びのピークなので 実もなっていない ここで刈っておくのがベストです。
暑いですが 草刈りをしている方 頑張りましょう。
刈り終わったあとは すっきりしますし ビールが美味しいですから^^

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刈払い機 負荷をかけると停止してしまう故障の修理

以前も修理した ダイヤフラム式キャブレータの刈払い機

刈払いの作業をしているとき 背の高い草など回転部負荷が重くなると パワーが低下してしまい 停止してしまう不具合がありました。
プラグコードにタイミングライトで点滅を見ても回転停止まで失火はなく点火は問題ない、プラグも焼け気味のため負荷が大きいと燃料を消費してしまい吸い込む燃料が足りていないと判断して 「詰まりだろうな」 と思いながら

早速分解
Kusa4_2

Kusa6

汚れやゴミは見あたりません。 残るはこの部分。
Kusa1


配管を口で吹いてみると 長いほうに通気抵抗を感じる。 何か 詰まっている。
フィルターの網を針で丁寧に起こしてみると。。 正解。 ありました。
Kusa2

ほじくり出してみたところ こんなに堆積していました。
Kusa5
このゴミが燃料の流れの抵抗になっていました。

本来は 黒い配管の先 タンク内にフィルターがあるので ゴミはたまらないはず。
今回の原因は フィルター部分の手前の黒い配管の割れ(破れ)でした。 
そこからゴミを吸い込んでいたようです。
この部分は 作業時に揺れるため 長年使う場合劣化は避けられないのかも知れません。
配管を切断してフィルターを取り付けて修理
このタイプの場合は 燃料注入口から定期的に点検したほうが良いと思います。
Kusa3


分解したものを 組み立てて 燃料を供給して始動 
Kusa_2

正常になりました。 
修理完了です^^

今回 ゴミが詰まってしまった部分。
この部分に 小さな金網のフィルターがあるので この先の狭い空間は汚れずに済んだので 良く考慮されているなと感じました。 
この機種の場合 燃料配管が2本ありますが 黒が吸入 透明がダイヤフラムからのリターンです。
燃料を初期に吸い上げる場合に 樹脂部分を指で押して吸い上げるため 余分な燃料をタンクに戻す必要があるわけです。 
ただ この配管は 透明なほうには当然ながらフィルターはありませんから 逆につないでしまった場合 同様のことは起きてしまいそうです。
同様のメーカーの刈払い機のメンテナンスで組むときは 長いタケノコのほうに黒配管を接続するようにすることとタンク内の黒い配管の先のフィルターまで配管の破れがないことを確認しておくと良いと思います。
そうでないと ゴミがたまる期間正常で 貯まってしまうとパワーが無くなるような不具合が出てしまいます。

今回は メンテナンスのあと 試し刈りしてみると 今度は 負荷がかかっても力があります。 
これが 本来の性能。 快適です。

メンテナンスフリーのものをだた使うだけだと 理工系(電気系、メカ系)の人でも 退化してしまうのではないかと思うことがありますが 単気筒の小型エンジン 基本を忘れないためにも たまにいじると 過去に エンジン不調で経験したことを思い出し勉強になります。

最近は 修理すること が見直されてきています。
でも めんどうくさがったり 修理するまで待てないなどで 買換えをする方も居るようです。
交換部品や工賃が買うくらいかかってしまう場合で 故障しているものに 自分の思う価値が無い場合は 当然買換えしますが、自分で価値を感じて使い続けている場合、 機械は買ったまま メンテナンス(掃除を含む)をしないまま使うだけでは 摩耗したり汚れる可能性のある部品があるものは当然ながら不調になります。 
機械(メカもの)は 自分でメンテナンスするか プロに依頼して 定期的に点検 と 不具合があるならメンテナンスして使うことは忘れないで使用して行きたいですね。 

調子悪いので買換え 実行に移すことは 一番簡単なことですが 使い手によって本当に最良の方法かどうか 時間をかけて修理しても治して使ったほうが良いかは 時と場合で 物の使い手が考えるべきでしょうね。

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刈払い機のメンテナンス(掃除)

今日は 友人の刈払い機 2台の掃除と調整をしました。

1台目 背負うタイプ

エアクリーナーのウレタンが腐食 エンジンに吸い込み不調。
出先のため 開けてメンテするわけにも行かないので キャブから キャブクリーナーを吹き付けて 何度かクランキング 金属や砂、土などではなく 燃えやすい 柔らかい異物なら 粉砕され燃えてマフラーから出てきます。 金属や 砂 土 なら すぐに開けてメンテナンスが基本です。
始動しようとしていますが 始動できず。
プラグを外してみると カーボンで汚れたウレタンで電極がブリッジしていました。 
カーボンは導体ですからこれではエンジンはかかりません。
プラグもキャブクリーナーで掃除して ギャップを0.8mm(軽くかけるなら0.7-0.9mmあたりにしておくと低圧でも始動する)程度にしてプラグを取付。 
ガソリンタンクにもキャブクリーナー(クレ エンジンコンデイショナー)を3-4秒吹いておきました。
エアクリーナーを新しくして 取付 始動してみると 徐々に正常になり快適に戻りました。

2台目 通常の肩掛けベルトのタイプ

パワーが無い症状
アクセルワイヤーが伸びていました。 アイドリングが調整できる範囲でワイヤーを調整。
張りすぎると エアー吸入口から見たスロットルの位置が上にずれているのでわかりますし、始動してみると回転が高くアイドリングが調整できませんのでわかります。
調整は丁寧に。 しくみ通りに行います。

こちらも掃除の意味で キャブの吸入口から キャブクリーナーを吹いて
ガソリンタンクにもキャブクリーナー(クレ エンジンコンデイショナー)を3-4秒吹いておきました。

いずれも フロートのキャブ式で 最近の廉価版用のダイヤフラム式のものではないので 修理はしやすいものでした。 

車、バイクなどと同じく 簡素化 軽薄短小化 コストダウン化 されてしまい メーカーが個別部品の供給をやめてしまうと使えなくなって 部品(ユニット)取り用のストックにしたり、廃棄するしかなくなるのかなと感じました。
溶剤で部品が溶けてしまう場合もありますので ダイヤフラム式のものでは注意してください。

時代は 買換えでエコ?の時代。
本当のエコ リサイクル そして ユーザーにとって有利なことって 何だろうとあらためて考えさせられます。
満足感 効率 エコ 環境  と考えたとき 後者が勝ってしまうと ユーザーは満足感はあまりなくなりますし効率も低下しますからバランスが必要です。 

以前の優れたメーカーは 長く使っていただいて 嬉しいと言われました。 
今は 長く使ってもらえるものは ほとんど無くなり 簡素化 軽薄短小化 コストダウン化の影響で 長く使えないものを使っている方は 同様の修理はできないものもあるかも知れません。
その場合は 自分で行うのではなくメーカーの指示に従ってメンテナンスするなり買換えになるのかなと思います。

治しながら長く使えない場合 ユーザーは 買う前に 何年使うのか それ以降はどうするのか 良く考えて買うしか無いのかなと思います。 
農機具屋さんなどで買う場合は考えているかも知れませんが ホームセンターなどで 廉価版の激安品を一般の商品のように気楽に購入したような場合、そこまで考えて 購入しているかどうか。。 本人しかわからないと思いますが。。
それであっても 無駄のない買い方をするには自己管理で使う年数を決めることが要求されますから 
買う際に保証の長さだけではなく これは何年使えるか 補修部品は何年で無くなるものなのか など店員さんに確認しておくと良いと思います。 
安価に買ったのは良いが 部品が入手ににくかったり 故障しやすく修理にお金がかかってしまったのでは本末転倒です。

特に刈払い機などは 元の価格帯が幅広くどのレベルが標準機かわかりにくいものです。
購入するなら メーカーが安価用として売らない機種をお勧めします。 修理をしていても 廉価版は部品が入手できなくなると買換えしたほうが安くなってしまい 懐にも環境にも反する結果になると思います。 
最初から良く検討して購入をお勧めします。

最後に 今年も刈払いシーズンが 終りつつあります。
私の 刈払い機保管の方法を書いておきます。 同様にすると シーズン開け 1発でかかるはずです。
・燃料タンクの燃料をすべて抜く
・エンジンをかける (キャブ内の燃料を使い切ると停止する)
・そのまま 冷ます
・大きな ゴミ袋など ビニール袋でエンジンを覆い 隙間をできるだけ減らすように ひもなどで縛っておく
・刈払い機を保管する場所は 物置の上のほう の梁など(土間などは キャブ内に菌が繁殖するので避ける)
 に 吊っておくとか 台を作り 置いておく

シーズン明けは
・燃料を入れる
・プラグキャップを外して 2-3回クランキング
 (燃料が落ちてくる時間で 混合ガスをエンジンに吸い込みピストンやシリンダー壁にオイルを回す意味もある
 いきなり火をつけないようにしている)
・プラグキャップをつけて チョークを引いて始動
でかかるはずです。
 
方法は色々あると思いますが(説明書やメーカーサイト や 農機具屋さんのサイトなどに記載がある場合もあります) 
ここでは 最近 刈払い機  汎用エンジンの 検索で来られる方が非常に多いようですので 簡単で効果のあるものを紹介しました。

内燃機があと何年使えるのか 不透明ですが 燃料 対、馬力の効率で考えるとエンジンは優れていますし進化してきた結果が今のエンジンです。
エンジンを 長く大切に そして快適に使うための参考にしてください。

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刈払い機 アイドルするが吹けない 燃料キャップを外すと正常

燃料タンクが下にある ダイヤフラム式キャブレータの刈払い機で アイドルするが吹けない 燃料キャップを外すと正常になるという現象があり 不具合の箇所を探してみました。

キャブを手で塞ぐと燃料があまり来ない 燃料が来ない不具合。

良く見てみると 燃料タンクから燃料入り口への配管は正常

もう1本 キャブに入っている透明の配管が古く曲がっている。 これで塞いでしまっているようだ。
配管は長めなので 折れの分伸ばす意味で配管、キャブ側の末端を7mmハサミで切断して接続すると 正常に戻りました。

このタイプ(ワルボロタイプ)は タンクが下にあるタイプで落差が使えないため 負圧でダイヤフラムに燃料ポンプの役目をさせ下にある燃料タンクから吸い上げています。
フロートもなく 燃料貯まりが無いため 配管がつまると とたんに不調になります。

タンク内の燃料が吸われ液面より上の空気が無くなり負圧になったのが原因。
正常時はこの配管を空気が通っています。

次回は 配管交換になりそうですが まだ使えます。(貧乏性?^^;)

追記:2014-8-17
燃料タンクキャップの穴詰まりで不調になったケースがありましたので追記します。

燃料タンクが上側にある古いフロート式のキャブレターを使っている刈払い機エンジンの場合では 
燃料タンクキャップに必ず小さな穴があいています。 
この穴がホコリや土などで詰まってしまうと同様に吹けなくなります。

落下式の燃料系の場合は落差で落としていますが 穴がふさがってしまうと大気圧から負圧(真空)になり
燃料が重力で落ちなくなってしまうわけです。

雨が直接燃料タンクに入らないような構造になっていますから キャップ裏のパーツは分解後必ず取り付けが必要です。

エンジンの場合 不要なパーツはほとんどありません。 
自己整備で趣味半分であっても ま いいか 駄目ですね。

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刈払機 エンジン始動しアイドルするがパワーが無い

先日 修理した ダイヤフラム式の 刈払い機が エンジンは普通に始動し、アイドルするがふかすと吹き上がらないかパワーが無い症状が出ました。 プラグを見ると乾いていて 点火確認でも火花は正常。
きっかけは 昨日まで正常 今回の給油から異常。

キャブを塞いでも燃料が吹き戻らない。 キャブの燃料系のトラブルです。
修理で 早速ダイヤフラムを分解してみると 薄茶色のヌメリのある液体が周囲に付着している。
燃料の保管状態を聞いてみると同じ入れ物で燃料が減ったら補給しているという。(燃料保管している缶もタンクも洗浄したことはない)
原因は「水」だ と判断して ヌメリの部分にキャブクリーナー(親水性のあるクレの エンジンコンデイショナーなどでないとダメ クレのキャブクリーナーではNG)を吹いて、指でまぜてみると白濁し数秒で溶けました。

水を乳化させる溶剤であれば燃料経路のこの茶色の異物が溶けることを判断できましたので 洗浄のみで済ませようと 燃料タンクに キャブクリーナーを5秒ほど吹きタンクを数回振ってみると 燃料が真っ白に。
普通 燃料のみの場合は色は変わりません。 水が混じっていると乳化して白濁します。
燃料タンクの底(水は燃料よりも重いので下にたまる)にも水が混じっていたようです。
その状態でも普通に使えるため 始動してみると普通になりました。

アルコールも考えましたが ゴムを溶かしてしまう可能性があるためダイヤフラム式の場合 水抜き剤などのアルコール系は使えないでしょう。 キャブクリーナーなら問題ありません。

快調になったので 燃料を交換しようと思いましたが 白濁のレベルはそれほどでもないため この白濁した燃料は捨てずにその日のうちに使い切ることにしました。(少し臭いのと煙は出ますが その間掃除していると思えば。。)
車のキャブクリーニングなどの場合も 残りは燃料タンクに入れる場合もあり問題ないだろうと判断しました。

刈払い機のタンクはこれで問題無いですが 保管タンクのほうも改善しないと再発してしまいます。
燃料保管しているタンクは 洗浄して 1日くらい乾燥してから使ってもらうことにして修理完了しました。
同様の不具合で困った場合は 燃料タンクにキャブクリーナー 試してみてください。
成分が異なりますので くれぐれも 銘柄は間違えないように。。 アンモニア臭が選択のキー。
クレのエンジンコンデイショナー SOFT99のキャブジェット ホルツの黄色い缶のクリーナーは 同じ成分です。

タンクに極端に水が入っている場合はキャブクリーナーを多量にタンクに吹き 水を乳化させて全部抜けばOK
水が玉にならないため乾きも速いです。
その燃料は使わないようにします。(洗浄用などで使う分には使える)

参考になれば幸いです。
刈払いしていて忙しいのに パワーが無いとか停止してしまうのは ストレス貯まりますから・・

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